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新聞・テレビに300回取材されたノウハウとは?

2021年11月5日

■【「す・し・は・ど・こ・さ」の法則】野村流マスコミ必勝法

 鉄道会社時代、独立起業し、広告宣伝費など捻出することが厳しかったこともあり、お金がかからないPR や集客方法としてマスメディアに取材され広報へ活用する方法を研究し、独自のノウハウを編み出しました。特に鉄道会社時代の私は、頻繁に記者クラブや地元紙にプレスリリース文を送っており、「ただ数送れば良いもんじゃないんだよ!」とマスコミ関係者に多数お叱りも受けました。その数々の「失敗」を教訓に、野村流マスコミ戦略「す・し・は・ど・こ・さ」の法則を編み出しました。ここでは、特別にポイントだけお伝えしたいと思います。

①【スピード感】

「記者の心を鷲づかみにするプレスリリース文を書こう」という意気込みは大切です。しかし、考えすぎてイベントの前日に発信するなど論外です。記者にだって予定があります。どんなに優れた内容でも記者の人数は限られている。これでは、取材にさえ来てくれない。やはり『スピード感』は大前提であるのはいうまでもありません。余裕をもってスピーディーにプレスリリースをしましょう。(広報PR関係のプレスリリースに緊急を要する(事故・事件 )ことなどほぼありえません)。

②【社会性】

また、「イベント告知」のような宣伝的な内容では、まず取材には来てくれません。そこに『社会性』を絡める必要があります。マスコミ関係者は、あなたの会社やあなたの主催するイベントが社会にどういう影響があり貢献できるかを取材したいのです。

③【初モノ】

その上で「史上初!」というキャッチーな見出しが欲しいですね。いわゆる『初モノ 』=「世界初」「日本初」が望ましいですが、「東北初」「地域初」とか「ワク」を状況に応じて狭めて「初モノ」というインパクト効果を高めましょう。

④【ドラマ性】

さらに、取材対象そのものよりも、対象物の背景やそこに至るまでの『ドラマ性』が大切。実は、この部分が一番記者の共感を得るところでもあります。普通の会社は、意外とこの部分を掘り下げてこないので、ここで大きく他の記事との差別化が出来ます。「モノ」より「コト」にフォーカスして取材対象にストーリー性、ドラマ性をプレスリリース文に滲みこませて記載してください。

⑤【公共性】

当然、新聞は社会の公器なので『公共性』は不可欠ですね。あなたの会社やイベントに公共性がなくてもokです。公共性ある施設や組織とコラボすれば良いのです。例えば鉄道会社とコラボするとか(鉄道会社自体が公共交通なので強いです)

⑥【サプライズ】

最後に、なんと言っても『サプライズ』です。マスコミ関係者にとって「記事」や「番組」は商品です。買い手は「読者」や「視聴者」です。「驚き」「楽しさ」「びっくり」は必須条件です

以上、この「6つのキーワード」の頭文字をつなげると『す・し・は・ど・こ・さ』となり、覚えやすいし、マスコミ関係者が取材に来て頂く確率がぐ~んとupします。ぜひお試しを!

最後になりますが、全国紙や全国放送に取り上げられるのは「運」もあります。「運」も実力のうち。やはり地道にコツコツとプレスリリースを積み重ねるのが王道です。そのことも忘れずに!